リモージュ焼 La porcelaine de Limoges

   depuis  2001

リモージュ Limoges はリモージュ焼で知られるフランス中部の都市で、画家のルノワールや我が Rose の出身地だ。Musée national Adrien Dubouché  に入れば、リモージュ焼の歴史や絵付けを見ることができる。
磁器 porcelaine の原材料であるカオリンの鉱床をリモージュの近郊で1768年に発見。1771年にアルトワ伯が工場を稼働させて磁器の生産が始まった。1784年にセーブル王室工場 (セーブル焼) に買いとられて以降デザイン等の洗練が進むことになる。

Musée national Adrien Dubouché

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Spain Flag  スペインの<サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道>の一つが通っているので、その道筋を示すサンジャックの埋め込みを町のそこかしこで見ることができる (写真下) 。

photographie d'une coquille Saint-Jacques en cuivre insérée dans les pavés d'une rue de Limoges et marquant le passage de la Via Lemovicensis menant à Saint-Jacques de Compostelle

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古い町並みの残る Cour du Temple (写真左) 、聖シュテファン/サン=テティエンヌ大聖堂 St-Etienne cathedral (写真下) 等が見どころ。

1737年設立で今はベルナルド Bernardaud の傘下にあるロワイヤル・リモージュ ancienne manufacture ROYALE de Limoges のポットを購入した (写真下) 。

金色の擬宝珠と足、伝統文様がお気に入りの磁器(クラシック)だ。

ヤグルマギクと真珠でデザインした<マリー・アントワネット>シリーズの一つ。

Denmark Flag
中に入っているのはロイヤル・コペンハーゲンの<フィギュリン>で、コペンハーゲンに小旅行した時に古物商の店で買ったものの一つ。
デンマークではリモージュに遅れること2年、1773年から磁器の生産が始まった。

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カンペール焼 / Faiences de Quimper

   depuis  2001

 カンペール Quimper はフランスの西端ブルターニュ地方 Breton のフィニスティール県の県庁所在地で、カンペール焼で有名だ。見た目よりずいぶん高価に思われるのだが、どの家庭でも一つは持っているに違いない人気の陶器だ。

カンペール焼の窯元は1690年創業の現存するフランス最古の企業とされる。
上写真に1690・1990の文字が見える。300周年を記念した陶板なのだろう。

アンリオ・カンペール社の陶器はすべてブルターニュの民族衣装や草花をデザインとした手書きで絵付け職人のサインがされている。

流石本場とあって旧市街を案内するプチ・トラムの車体も写真のようにカンペール焼なのだ。

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我が家のコレクションを紹介しておこう。

<アンリオ Henriot で、1922年から1968年の間使用していたサイン/ HENROIT QUIMPER >があるが、今のところ何年の作品かは不明。。

カンペール焼き-1カンペール焼き-2

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1819年に聴診器を発明したルネ・ラエンネック René Laennec はカンペールの出身で立派な座像がある。
彼はブルトン人の著名人。カナダの探検家、ジャック・カルチエもブルトン人。パリのカナダ広場に彼の胸像がある。
ブッターニュはスコットランド、アイルランド、ウェールズなどとともに、ケルト文化の地。

背景の樹木はタイサンボク (泰山木) Magnolia à grandes fleursで、街路樹として使用されている。ナントでも駅前などで見られるが、珍しい例には違いないと思う。
タイサンボクは植物学者でもあったローランド·ミッシェル・Barrin提督によって、ナントに持ち込まれた (1711) 。

セーブル焼 Porcelaines des Sèvres ・・・国立磁器博物館 

    depuis  2001
Sévres
Porcelaines des Sèvres

 

聖母子像 (1475頃) は、Luca della Robbia (1400-81) がフローレンスの工房で制作した陶器。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランスの磁器はマイセンに遅れること29年、1738年にヴァンセンヌ城の一角でスタートした(ヴァンセンヌ窯)が、後にセーブルに移った。セーブル焼 Porcelaines des Sèvres  とともに名の通ったリモージュ焼 Porcelaines de Limoges も同根である。

ポンパドール夫人 (ルイ15世) が設立した Manufacture Royale de Porcelaine (1756-1876) を移転して国立磁器博物館が創設された (1876) 。
セーブル焼きの展示がされている。ロココ様式の豪華な絵柄を好むフランス人は多い。
ただ、高価なので見て楽しむ人が大半だと思いますが…

 

 

ロケーションは、メトロ9号線の終点 Pont de Sèvres 下車、セーブル橋でセーヌ川を渡って直ぐ。もしくは、トラム2号線 T 2  で Musée de Sèvres  下車。

メトロ1号線の終点 La Défence Grand Arche  からセーヌ川左岸沿いの丘陵地を行くのが楽しいでしょう。http://www.ratp.fr/fr/ratp/c_23634/plans-tramway/

なお、陶器ではカンペール焼 Faiences de Quimper が有名だ。

Musée National du Ceramique
Musée National de Ceramique